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月刊アニメスタイル5号 感想!

えー、konozamaなamazonからやっとアニメスタイル5号が届きました…ええ。本当に今日届きました
8月25日に発注してから4ヶ月、発売日から遅れること2日…大阪から東京の我が家に届きました…
 
nisuta5.jpg
というわけで表紙はキービジュアルw
 
えー、総評。買っていいんじゃないかい?
という感じ。つかまあその、この雑誌マニア向けってコンセプトを売りにしてる割にはそんなマニアックな特集でもなくて、これまで「内容がない」とか「成長しない」とか言われまくっていたこの作品を再評価するというところに主眼が置かれている感じ。実際「けいおん!は(実は)とんでもないアニメだ!」とか煽ってるんですが、自分のような、あるいはこのブログを見に来てくださっているような方からすれば、「何を今ごろ」とでもいいたくなる煽り文句です。まあ、これまでの不名誉が返上されるということで、そこは大目に見るとしましょうか…!(えらそうw)
でもって、吉田玲子さんにインタビューをしています。これはなかなかいいです。また、ベテランアニメーターの井上俊之さんに、アニメーションとしての出来栄えを聞いています

■ 記事構成

P10-11 特集総扉
P12-13 特集記事(P13は作中カット)
P14-15 吉田玲子インタビュー(P14はBDジャケット集)
P16-17 井上俊之インタビュー
P18-19 劇場版レビュー

付録 ねんどろぷち さわちゃん

■ P12-13 特集記事

ライターは小黒祐一郎氏。でまあ本作の再評価を行なっているわけですが、なんかなあ…自分はこの方が以前この作品をどう評価していたのか知りませんが、放送1年目から同じ事言ってた?って聞きたくなっちゃうくらいえらい褒め方w

今となっては笑い話だが、第一期の人気が盛り上がり始めた頃に「自分にはこの作品はわからない!」と、他作品のプロデューサーや監督、あるいはアニメ雑誌の編集者が口にしているのを目にした。

ええー? その状況ってなんか変わったっけ? 今でも業界全体としてはそんな感じじゃないのかな? 記事は、佐藤監督がけいおんを揶揄するようなオーダーを受けたという有名な逸話を引いていますが、その話ってむしろ上記引用の流れから来たものだと思うんですよね。どっかのアホなプロデューサーが『俺にはよく分かんねーけど「学園もので女の子が大勢いて、大きなドラマはなくて、ストレスを感じる事件もなく、恋愛もないもの」だから売れたんだろ?』というオーダーをしたって話だと自分は思ってましたけど。そういう、業界全体に漂う「けいおん!」を舐めきった認識が、本当にここ2,3年で変わったといえるんですかね? じゃあ当時そういうことのたまってた連中は今何やってんの?どの面下げて評論家や業界人やってんの? 読者かつけいおんファンとしちゃ、ぶっちゃけそこんとこ聞きたいです。そいつらこの2,3年で首くくるか、山田監督に土下座でもしたのか。それとも某マイナーアニメ専門誌みたいにけいおん!を徹底的にスルーする評論とかやっちゃってんのかなー?w

とまあ、これまでの業界からの侮蔑への皮肉と意趣返しの愚痴はこのくらいにして(笑)、ライターさんはこの後の文節で、見直されたけいおんの魅力を独自の視点から掘り下げていくわけですが、彼は「音楽もの」「青春もの」という、監督以下スタッフが言っていることを前提として、キャラクターに存在感があり魅力的であること、作品に楽しく説得力があることを挙げている。でもこれ…なんか「楽しい」が抽象的なのでもうちょっと具体的に語って欲しかった感じ。ま、「楽しいは楽しいだよ!」なんだけどさ
で、更にヴァーチャル的に軽音部を体験できること、を挙げているのですが、自分はこれには賛同できない。いや、世代によってはそうなのかもしれないけど、青春ものとしてみて、そこにはキャラクターとの距離感が存在すると思う。その距離感は山田監督が務めて維持したものだ。それは唯たちと一緒にいる体験感覚ではなく、青春の擬似的追体験であり、監督が言うようにドキュメンタリー的視点だと思うので。そしてその距離感こそが、この作品の甘酸っぱさを醸し出していて、それこそがこの作品の大きな魅力だと思うんですよねその彼女たちの楽しさとか存在感とか魅力とか、全部が対象化されてる。もっと言ってしまえば、この作品はそういう、この20年間「萌え」でくくられ語られてきたものが一切合切、対象化される姿を見せ、それを物語化しているからこそ、それまでのただの萌えアニメを越えた、別次元の「素晴らしいアニメ」なんだと、自分は思いますけどね

■ 吉田玲子インタビュー


プッシュしてる雑誌だと一部引用するんですが、割愛w このインタビュー、吉田さんの回答はとても見所があります。でも内容的にはもうちょっと突っ込んで欲しかった残念なインタビューです
このインタビューでも「ドラマがない」「成長がない」等の"不当評価"を吉田さんに問うています。これが見所といえば見所ですが、「成長や努力は描いていない」とかインタビュアーが言っちゃうのはどうなのか。やっぱ作品舐めてない? 変化を描いているのではなく、変化=成長としているのがけいおん!の成長の描写でしょ。またさらにインタビュアーはわかってませんが、吉田さんは「彼女たちの世界の狭さが大事だった」と作品作りの理念上、とても重要なことを述べています。なのにここを掘り下げることができてない。こういうのがインタビュアーの手腕が問われるところなんですが…。結局は吉田さんの方から語っているのがなんだかなあという。そしてキネ旬で山田監督が、QJでやはり吉田さんが触れている小津安二郎の作品との類似性に言及してもいます。それらを話題にできた他誌との差がここらは如実に現れてますね正直…やっぱこのライターさん、本当はけいおんがすごいとは思ってないんじゃね?…と、正直ちょっと思いましたw

■ 井上俊之インタビュー

これはまあ…読み物としては興味深いんですが、前半は京アニクオリティの話。シャフトの手法と京アニの手法が真逆という指摘は当たり前の指摘だわなw 後半はけいおんの話になってます。まあ要するに完璧と。ただ統制が完璧すぎると。そういう感じのクレームが付いてますが、個人的には毎回絵柄が乱れたり、アニメーターの我が炸裂する整合性に欠けるアニメは80年代でお腹いっぱいなんで、けいおんくらい統制されたものが業界全体の当たり前のレベルになってからつけるべきクレームかと思いますねえ…

■ 映画レビュー

まあもうこれはみんな映画を見てるんで、なにもいいませんw


というわけで、こんなところ。100点満点でいうなら…うーん。吉田さんのインタビューの価値を除いて評価するなら38点かなあ。厳しいか? まあでも吉田さんのイン他ビューだけでもゲットの価値はあるかと思いますw
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テーマ : けいおん!
ジャンル : アニメ・コミック

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