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【たまラブ】 「タンポポ」を補助線にした読解について…とその他(笑)

唐突に、ひさびさの更新ですが、過日、お台場で久々に「たまこラブストーリー」を観劇できたので、関連する小記事を書いておきます
表向きは(笑)いつもの寓意考察で、今回はタンポポです
タンポポについては過去大雑把に触れているのですが、ちゃんと解釈してなかったなと思い…整理してみると、作品を読む上でちょっと補助線になるアイコンだったなと。そんなところでまとめてみます

■ タンポポの花言葉は「真心の愛」と「離別」

タンポポは花言葉が形態によって異なっていて、花=「真心の愛」。綿毛=「離別」です
前者は花を使った恋占いから、後者は散っていく様に由来するらしいです。わかりやすいw

タンポポが登場する場面ですが、ざっくりいうと、作中には以下のように登場します
 1)たまこら女子4人が卒業後の進路を語る場面(4輪の花アップ、道端の花)
 2)体育館でのたまこみどりの会話の場面(3輪の花)
 3)マーチング大会の後(花と散っていく綿毛)
 4)教室でのたまことみどりの会話の場面(3つの綿毛→1つの綿毛)
 5)ED1(2輪の花)
 6)ED2(1つの綿毛)

というわけで、場面を追って寓意を見ていきますが、自分は1)と3)。2)、4)、5)がそれぞれセットになっていると考えています

■ 友人間の関係性の象徴

最初に、進路を語る場面に執拗に(笑)登場するので、タンポポがこの会話と強く関係づけられているのは自ずと察せられると思います。自然に解釈すれば、タンポポは「彼女らは真心で繋がってるが、卒業で散り散りになる関係である」ことを示唆している、わけですね

ここでの4人の会話は卒業後=別れを見据えた会話で、このシーンのタンポポは花(=彼女たちの真心のつながり)ではあるけど、後に綿毛になり散り散りになっていくことを暗喩していると察せられるわけです
この解釈は、マーチング大会の後のシーンの綿毛が散っていく場面によって補強されていいます
そもそもマーチング大会出場は、そもそも3年生の思い出作りであることを踏まえれば、「映画けいおん!」での梓に送る歌作りと同様、次の世界に行くためにかんならが自ら自分たちに課した卒業課題です。それを終えると綿毛が散っていくというのは、全くこの解釈に合致するわけです

■ みどりの心情を理解する小道具

前項をタンポポの寓意の基本理解として、体育館のシーンと最後の教室での、たまことみどりの会話に登場する3輪のタンポポ、3つの綿毛と1つの綿毛の意味を読み解きます
結論から言うと、たまことみどりの会話に登場するこれらのタンポポは、みどりの心情を描写する上での補助線と思われます

体育館の場面ですが、ここではたまこのみどりへの告白に、3輪のタンポポが挿入されます
シチュエーションから言って、この3輪はもち蔵、たまこ、みどりを象徴すると見るのが自然でしょう。一方で、前項の通りタンポポが友人たちの関係性の象徴であるなら、このことは、この3人もまた、一般的な友人たちの関係性にすぎない=卒業したら散り散りになっていく、ということを暗喩しています
ですがこれは、たまこの告白を聞くみどりの願望と読むこともできます。表面的な描写からも、この時点のみどりは、3人がずっとただのタンポポ=ただの友人でいればいいと思っているのです

ですがその後、紆余曲折あって、3人の関係性は変化へ踏み出し、教室の会話の場面で、とうとうみどりはたまこの背中を押します
みどりが嘘をついた直後に、空に舞う3つの綿毛が挿入され、まこがもち蔵を追って教室を去ると、空に舞う綿毛が1つのシーンが入ります(画面乱れについては過去の記事で言及済みなので省略w)
この演出は、3人の関係が変わらないまま綿毛になって散る、という嘘=それまでのみどりの願望(たまこへの執着)が消えて、去っていく綿毛はひとつだけ(=自分だけ)であることを受け入れた…つまり、みどりが3人の関係性の変化を受け入れたことを暗喩している、と読むことができるでしょう
 
以上のことは、物語を追いかけていれば、タンポポの描写を抜きにしても概ね推察、理解できることなので、タンポポはあくまで補助線となる小道具として挿入されているのでしょう
 
■ 綿毛にならない2輪の花

では、残る2輪のタンポポは? というと、ED前半のフィルムに寄り添う2輪のタンポポの花が登場しています
これは見たまま、たまこともち蔵を示唆すると解釈するのが自然でしょう

ただし、このタンポポは作中に登場する他のタンポポ、普通のタンポポとは大きく違っていて、葉も茎もありません
摘み取られたタンポポの花。花だけです。だからこの2輪は永久に綿毛になることはありません
転じて、たまこともち蔵のふたりは「真心の愛」のみで、ずっと「離別」はしない、という意味になるのだろうと思います

■ 最後の綿毛

EDの最後に出てくるひとつの綿毛はどうとでも解釈できるし、解釈の余地をもたせたものだと思います
みどりを投影するひともいるでしょうし、たまこでももち蔵でも、なんでもいいんじゃないでしょうか(笑)
こういうものに解釈を当てはめるのは野暮というものかと

なんにせよ、今いるここから次の場所に行く、という「変化」を肯定しているアイコンだろうと思います
今回はそんなところで

■ どっちかっつーとこちらが本旨

本作は自分の中ではわりとほとんどすべてのアイコンの意味は了解されているのだけど、あんまりじっくり文章化はしてませんでした。でも、最近ちょっとストレスが溜まってきまして…

実のところ、本作を語る上で自分が最も強調しておきたいことは

本作は、たまこともち蔵の関係性を表の物語とするなら
たまことひなこの関係性の再構築が裏の物語なんだよ!

ってことです。これはホント大声でいいたいんですよ。なぜなら

本作は、餅=母親だったたまこが
餅=もち蔵に認識を改める物語だから!

なんだから、もち蔵との関係性が変わるだけで済むわけがないだろう!
じゃあ母親との関係はどうなっちゃうんだよ?って突っ込むだろ!


本作は、たまことひなこの関係性も再構築させてるんだよ!
たまこの中でひなこが蘇る話なんだよ!
  

そもそもたまこがTVシリーズであんな超然としてたのは、亡母の代役だったからで
本作はその認識が壊れる話なわけで
 
ぶっちゃけ本作は
母を喪ってからのたまこの人生をやり直させて
さらにその先にいくんだよ!
 
……ってことをこの作品を見る度に思うんですよ。というか自分はそうとしか見れないw
ただの恋愛譚として、ひなこさんをスルーするのは、自分は本作を論じる上で片手落ちだと思ってる
 
というわけで、ひなこさんが本作のどこに登場し(本人だけではない。メタのイコンとして)、たまこの恋愛に対してどういう活躍をし、最終的にたまことどういう関係になるのか、ということまで俯瞰して見るべき作品だと思います!(ふんす!
 
以上w

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