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Cut2月号 山田尚子/吉田玲子/堀口悠紀子インタビュー感想!

えーと、19日発売のCut2月号をゲットしました。「たまこまーけっと」の山田監督、吉田玲子さん、堀口悠紀子さんの各1万字インタビューと、メインキャスト3人の座談会が収録されている特集号です
 
cut2.jpg
表紙ももちろんたまこまーけっと!

以前からの当ブログの読者さんであれば
当ブログは圧倒的「Cut」推し!!
ということはご存知かと思いますが
今回も素晴らしい!!!
今回も自分が大変敬服しているCutの小柳大輔さんによるインタビューで、まあほんと、アニメ関係の取材でこの人よりいいインタビューできる人いるのかな?って感じです。今回もすごく頭の回転が速い!! 作品を読み込んでる!!って思わせるインタビューの質疑応答で、この人がインタビュー記事やってくれるなら毎月山田監督の特集組んでほしいわーってくらいですw

いやまあ、以前もCutのレビュー記事でいいましたが、一見、インタビューってただ用意した質問を聞くだけじゃね?と思いそうですが、用意した質問の回答を聞くだけなら書面でのFAX回答でいいんです。そんなのは高校生でもできることで、プロのインタビューじゃありません。ちゃんとしたインタビューは、その場で臨機応変に話の流れに乗っていくもので、 都度相手の発言の核を掴みつつ、インタビュー全体の文脈を俯瞰して、自分の中の考えと読者の望む話題をすりあわせて次の流れを考える…ってことを、リアルタイムで会話しながら、頭の中をフル回転してやっていくものなんで(少なくとも自分の認識はそのレベル止まりだったw)、経験ももちろん必要ですが、頭の回転が早くてセンスがよくて賢い人でないと面白い記事にはならない。だからいいインタビューって、インタビュアーの中に予め、ある程度の理解と思想、ビジョンがないとうまくいかないと思うんです。でもアニメ雑誌のインタビューって残念ながらFAX書面質問レベルにとどまっていることが多いので…まあ…たまこまのアニメ雑誌の記事はまだ読んでないんですけどね自分w
でもこのCutの小柳さんのインタビューは何を読んでも、彼自身のテーマが毎回明白で、インタビュー対象や作品への彼の理解、認識がちゃんとあり、しかもそれが的確だから、回答する人との会話がちゃんと成り立ってる。さらに
質問に、「それ聞いちゃうんだ!?」とか「おお、さらに切り込んでいくか!」という感動があって、だから読み物としてもすごく面白い。アニメ関係のインタビュー記事でこれほど完成度と満足感の高いものを読ませてくれる人はちょっと自分は知りません。だから彼のインタビュー記事を自分は毎回絶賛していますが、今回も期待に違わず素晴らしいです。ああ…こういうライターになってみたかったw

というわけで、今回の記事は「インタビューレビュー」とカテゴライズしていますが、ぶっちゃけレビューはめんどくさいし(笑)、これはいつも通りホント素晴らしい記事なので
ファンなら四の五の言わず買え!
が結論。なので宣伝レビューはやりませんw

単に自分の感想を書きます。あしからずw ですので
買って読んでからこの記事を読んでくださいw
 
以上口上でしたw

【記事構成】
表紙 たまこまーけっと
(原画:堀口悠紀子 彩色:下浦亜弓 特殊効果:竹田明代・宇野静香 背景:田峰育子 撮影:髙尾一也 以上、京アニスタッフ)
P008-009 特集総扉・リード
P010-011 ピンナップ
(原画:潮崎利恵 彩色:宇野静香 背景:田峰育子 撮影:山本倫 以上、京アニスタッフ)
P012-015 山田尚子(監督)インタビュー
P016-019 吉田玲子(脚本・シリーズ構成)インタビュー
P020-023 堀口悠紀子(キャラクターデザイン)インタビュー
P024-027 洲崎綾×金子有希×長妻樹里インタビュー(最初の2Pはグラビア)

巻末付録 表紙イラスト生写真ブロマイド

というわけで、以下感想文w
なお、インタビュー記事は、記事中に指示されたように吉田玲子→山田尚子→堀口悠紀子の順で読みました

■ 基本認識について

自分の山田監督の制作姿勢、作品カラーについての理解としては概ね的確だったと思います。「多幸感」「理想像」というキーワードはそのものズバリ指摘してましたし、彼女の人間の善性、人間のつながりと言ったテーマ、こだわりについても表現こそ違えどほぼ受け取れていたと思います。でもそれは当たり前というか当然というか、そこは山田尚子のファンなんだから看破できて、受け取れて当たり前という話だと思います。「世界を肯定する」という事についても「けいおん!」からして監督は少女たちの肯定を描いてきたわけで、その点は今回も本当に変わっていない。インタビューの中でも触れているんですが、本当にその辺はこの3人の中にある共通認識なんだろうと思います

でも自分が一番今回感想として言いたいこと、一番有意義だったのは、そういうところではなくて、この記事によって自分の中で「たまこまーけっと」についてもやもやして言語化できていなかった部分が何となく見えてきた気がしたことです

というのは、自分は「けいおん!」にはすごく共鳴ができたし感動もできた。でも「たまこまーけっと」には正直まだ今一つで、ぼんやりと不満…不満というのではないですね、心の琴線に触れてこないというのがあるのです
この作品が自分が「けいおん以後」に期待し要求する一定の水準を越えているのは確かで、未だけいおん以下に留まっている他の萌えアニメはほとんど見る気がしませんが、この作品だけは見ようと思っています。でもこの作品が「大好きか?楽しいか?夢中か?熱狂しているか?」と聞かれると、「いや…別に…そこまでは…」と答えるでしょう。正直、まだそのくらいの温度なのです。でもその理由が何なのか、自分になんの不満があるのかがよくわからなかったんです

■ ドキュメンタリーではない「たまこま」
 
しかし、自分はたまこまーけっとのEDは大好きです。その理由も過去の記事で語っていますが、あの映像が見せる、香り立つような少女の生々しい存在感が、「けいおん!」の映像に通じるものがあるからだと思います。それをさらに突き詰めると、指摘しているように、EDでだけ使われているハンドカメラの効果が大きいのです。つまりたまこという少女をレンズ越しに観察しているという自分(視聴者)と彼女(キャラクター)の関係性。それがけいおんと同じで、そこに安心感と満足感を得ているのだと思います

また一方でこれも感想で過去指摘していますが、本編ではハンドカメラは使われていません。それはつまり、この作品はけいおんのように、少女の生活を観察する、ドキュメンタリーを取るという姿勢ではない、と第二話感想で自分は解釈し、これはこの作品とけいおんの決定的な相違点と指摘しましたが、どうもこれが核心をついていて、そしてここに、自分が乗れなかった理由があるようです

インタビュー記事中、吉田玲子さんはこう述べています

「アニメーションって、実際実写ではないし、ドキュメントでもないし、ある意味、絵に書いた絵空事なんですよね。その中でグッと共感できたりとか、心を寄せたりできるものがあればいいなって思ってます。この作品でやりたいのはそういうことですかね。」


この発言には電流が走りました。前作で山田監督ははっきり何度も、唯たちを観察する視点で作っている、ということを述べています。おそらくそのためのハンドカメラ映像の多用であったことも間違いない
ですが「たまこまーけっと」はもうそこには居ないのです

■ たしかに「けいおん!」の向こうにある「たまこま」

山田尚子監督のインタビューで一番重要な、目についたくだりはP14中段の部分です。中略しつつ要所を抜粋します

「わたしはなんとなく"幸せ"であることがいいと思っているけど、最初はその考えに自信が持てなかったんですよ。けれでも吉田さんがそれに賛同してくださって…」
「君はそういうことがしたいことだよ、っていうことを石原さんが教えてくれた気がします。自分ではわかってなかったです」
――まさに『けいおん!』なんて、山田監督が、「こういう幸せなものを作りたい」といったものの具体的なかたちになっていたじゃないですか。
「(笑)はい。うん、だから、噓じゃないです。作品から、いろんな強さを押してもらったし、憧れの目で見ていたという気持ちもけっこうあって、自分の思い以前に原作者さんの思いや、周りの人達の思いに共鳴していたというような。だけど、その気持がガシッと地に足を着けた瞬間というのは石原さんの言葉でしたね。(中略)今回ようやく言葉にできたという感じですね」
――そういう意味でいうと、『たまこまーけっと』は、自分が描きたいものが一層わかっている状態だと思うし、だからスムーズですし。

「なので、実は挑戦してるんですよね。照れないようにっていう(笑)。」

もう一度言いますが、けいおん!でハンドカメラは、唯たちを観察する視点として使われていました。それがドキュメンタリー的な絵を作っていたわけですが、そういう表現方法を山田監督がとっていたのはおそらく、まさにここのくだりにある「憧れの目」であり、「その考えに自信が持てなかった」ことの裏返しなんでしょう。事実、過去のインタビューで、山田監督は何度も彼女たちを憧れの目で見ているということは述べていましたし、自分が弄りたくない、自分の意志で動かしたくないということは言っていたんです。でもそれを今の山田監督の言葉を借りて言うなら、「そうしていいという考えに自信がなかったから」。もっと言えば「照れていたから」ということになるんじゃないでしょうか

つまり自信がなかったから、カメラの向こうに唯たちを見ていたんです
でも今は違う。今は自分が何を描きたいのか、そしてそれを描いていいということを確信している

だから、「たまこま」にドキュメンタリーの映像はない
今回は確信に基づいて作っているから

つまりこのインタビューは、山田監督たちが確かに「けいおん!」を越えて「たまこま」を生み出したことを見事に浮き彫りにしているんです。たしかに「たまこま」は「けいおん」を越えた向こうにある。幸せを描く、多幸感を描くということの確信という点に於いて。監督の中にあるその思い、情熱、欲求を肯定するという点において

■ 山田尚子の「確信」に乗れるかどうか

というわけで、ようやくこう…自分も言語化できてなかった「たまこまーけっと」に対するもやもや、不満、乗りきれなかった部分の正体がわかったんですね
結論から言うと、つまり自分はこの山田尚子の覚醒、「確信」に乗り切れていない

山田監督のインタビューの前半、山田監督は過去の自分―つまりけいおん!以前までの彼女の基本的なクリエイターとしてのメンタリティについて述べています

「まあでも、芸大に通ってた頃のスケッチブックとか見ると恥ずかしいくらいネガティブなんですよ」
「膝を抱えた女の子がいたりとか、とにかく真っ赤な絵とか(笑)。わたしをわかってほしい願望みたいなものが溢れすぎてて恥ずかしくて。ただ、そんなの誰も知りたくもないよなって(笑)。それが描いていくうちにだんだんわかってきて。(中略)単純に受けてのことを考えた作品を作りたいっていう。」

ここもまたなんて言うか、グサッときましたねw 自分も同人誌で自己表現をしている人間ですから、すごくこのへんの気持ちがわかって、しかも自分はまだ「わたしをわかってほしい願望」にとどまっていて、山田監督の認識にまではいってない。というか行きたくない人間なんです。他人のために何かを作ろうとか、自分の制作物で他人に影響を与えようとは全く思えない。まるでそこまで人間はできてないw 監督が言ってることは分かるんですけどね。誰も知りたくないんですよそんなの。でも出さずに居られないという度し難い人間なので…

また、自分もインタビュー中で山田監督やあるいは堀口さんがかつてそうだったような、物事を否定的に見る部分、斜に構えてみる部分、甘いわけがないという諦観、ニヒリズム、あるいはペシミズム、ネガティブさというものの強い人間で、しかし幸福感を愛おしく求めたい気持ちというのもよく分かるんです。今回のインタビューはそのへんの感覚は自分自身にもビシビシと響いてくる部分があってすごく良かったんですが、だからこそわかったこともあって、おそらくその辺の他人へのアクション、影響力の是非というスタンスと、ネガティブさ、シビアさを見つめつつ、そこから導かれる「幸せ」というテーゼをどう肯定するかという距離感において、おそらく「けいおん!」までのまだ今ひとつ、幸せをストレートに描いていいと確信できていない山田尚子の姿勢が、自分のセンスにはビビっときていたわけですよ。絶妙なバランスにあったと思うんです。「レンズ越しにキャラクターと幸福感を描く繊細さ、臆病さ、距離感」が、自分には愛おしく共感できた。自分が「けいおん!」を愛しているのは、つまりそういうことなんじゃないかと

ですが今の山田監督は幸福感を描くことについて、すごく強い確信を持って作品を作っていることがうかがえます。ふたりの同志がいるのだから当然ですが。ですがそのストレートさ、力強さは自分にはあけっぴろげでベッタベタに見えてしまって、かえって物足りない。そして多分それが、自分がいまいちこの作品に乗り切れてない理由だと思います
とりあえずあれですね、自分ももうちょっと見識を広げて心を開かないと楽しめないのかも

ただ、これは揚げ足を取ったような下品な言い方になりますが、吉田さんが言われた「アニメを絵に書いた絵空事」と割りきってしまう姿勢は、グルっと一周回って、結局一般的なアニメの姿勢に戻ってきてしまっているんじゃないかと。そういう危惧がなくもありません

■ それでも期待している「マグマ」

それでもインタビュー中でいっている監督のテーゼは応援したいですし、挑戦がどういう結果になるかは強い興味があります。一番興味を感じるのは、「イメージとしてはマグマがずーっとある感じです。(中略)その地熱が伝わるようにっていう。」というこのキャラクターに対する複合的な理解から生まれてくる描写の「粋」「厚み」といった部分です

暗い部分を描かないと感情移入してもらえないような作品や、マグマをそのまま見せて熱そうでしょ?って作品はよくありますが、そういうことをしないというポリシーの彼女はやはりワンランクもツーランクも上の次元にいると思います。こういう姿勢でアニメを作ってくれる人はやはり彼女くらいしかいない、というのが自分の認識です

■ もちろんインタビューは楽しみましたがw

というわけで、堀口さんにほとんど触れていないんですが、もちろん3人のツーカーぶり、相互理解の深さには感銘と驚きがありましたし、なるほどあのけいおんができたわけだと改めて得心させられます
堀口さんのインタビューはむしろ絵かきとして参考になる部分も多かったように思いますね。けいおん以前、以後があるというくだりはやはり嬉しかったですw

まあ他にもいろいろ言いたいことはありますが、とにかく面白い、何度も読み返す価値のあるインタビューでした。自分としては以上の自己認識ができたのが一番ありがたかったです

なんか今回はほんとに純然と自分自身にとってのみ価値がある感想文ですが、このブログ個人ブログなんで、たまにはチラシの裏に書くことを書いてもいいでしょうw 今後、見ていくうちに今の認識が変わっていくかもしれませんし、メモ代わりということでもこの記事を残しておきます

ということでw

テーマ : たまこまーけっと
ジャンル : アニメ・コミック

No title

コメントありがとうございます

>atomさん
そうですね。奇跡的な組み合わせなのだろうと思います。ただ、記事から自分は、今回の作品は、そうしたシンパシーが内輪の満足にとどまらず、きちんと対外的なものになりうるか、というところが問われているのではないかと感じました。そういう意味でも挑戦なんだろうなと思います
小柳氏のインタビューについては全く同感です。というか過去のCutの記事を通して本当に敬服してますw

>ふぁにぃさん
そうですね!やっぱ奥田直の元ネタって山田尚子監督だったんでしょうかw いや、監督がネタをパクったのかな? どっちにしても面白いですw

No title

四の五言わずに買いましたw
「たまこまーけっと」は紛れもなく観たかったアニメになる確信を得た気分です
それはオンリーワンの存在ではありませんが非常に高い水準の認識です

堀口さんのインタビューにあった「プロデュースします!」って、けいおん!highschoolの直のセリフに
重なってますね。すごいな、なおちゃんw

No title

山田監督・吉田さん・堀口さんは、お互いに稀有な相性を感じているようで……
単にけいおんに続くためにけいおんスタッフが再集結した訳ではないとよく分かりますね。

自身のメンタルについての話など、監督が自分の方から積極的に話を振っている様子から、インタビュアーに対する信頼が伺えます。それに3人の回答に続いての臨機応変な質問の展開もすばらしく、プロの「聴き出す技術」というものを思い知りました

No title

コメントありがとうございます

>knmさん
そうみたいですね。かきふらい先生がご自身の作品についてインタビュー等でのコメントを一切出していないので、どのような思いを山田監督に語ったのかがわからないのがちょっともどかしくあります
かきふらい先生の再始動はまだなんですかね…まあ、モチベーションもありますが…

>桜高軽音部FC会員さん
自分でも今月のこのCutの記事を読むまでちょっとわかっていなかったんですが、数週間早く認識できた感じです
小柳さんの熱量が違うというのは、自分だけの感想じゃなかったんですねw ええ、やっぱり違いますよねw

No title

先生ご自身が掴みかねていた「たまこまーけっと」に対しての「没入感の足りなさ?」みたいなものが、どこに起因しているのか・・・それがより明確にされていてこちらもだいぶ納得できました
個人的にたまこは、けいおん並みに楽しめているのでちょっと寂しかったこともあり・・・w

あとCutの記事は自分も読みました
小柳さんは他のアニメ関連でも的確かつ面白い記事を書かれていますが、とりわけ「けいおん&山田監督」関連だと、熱量がだいぶ違うような気がしますw

No title

インタビューを読むに、山田監督と漫画けいおん!はタイミング方向性ばっちりの幸運幸福な運命的出会いだったようですね。漫画けいおん!が監督に与えた影響というのは思った以上に大きいのかもしれません。

主人公の女の子に鼻水たらさせてもOKなんて作品はあまり無いです。やはり運命ですね。
一皮剥けた山田監督のたまこまーけっとがこれからどのような展開を見せるのか楽しみです。
それと、早くかきふらい先生の新作も発表されませんかねえ・・・。

No title

>TSCさん
コメントありがとうございます
まあ、そもそもふたつは別の作品ですしねw
個人的にはアニメは娯楽なので、つまらなければその時に見るのをやめていいと思うし、その時の評価が最終評価でよいという考えなので、たまこまーけっとがつまらない、時間の無駄と思えばそこで切ると思います。でも今のところはそういうつもりは全くありません。記事中にあるように、要求し期待する水準はずっと越えているので。ただ何が物足りないのかわかった、というだけですね。ただこの気付きは、将来的に批判する種にはなっているかもですが…。もっとも、娯楽という割り切りとは別に、山田尚子研究(?)としてこの作品は見なければならないものであるのは確かですねw

そういえばデラさんといるようになって以来、北白川家では鶏肉料理作ってるんでしょうかね?w

No title

考えてみればまだたったの2話なんですよね。
けいおん!1期の2話までを見ても、まだけいおん!がどういう作品かははっきりとはわかっていなかったと思います。この作品もまだまだこれから、どのような方向に進んでいくのかとても楽しみです。

いまいち乗り切れていないということですが、アニメ41話+映画を通じて自分の中にある思い入れはそう軽いものではないですよね。リアルタイムで見ていたので、3年間を唯たちを眺めながら過ごしたような気もするくらいです。
この段階で「けいおん!と同じくらい大好き」だと言えるようでは、けいおんファン、たまこまファンどちらの立場としても逆に良くないことのような気がします。
たまこまがけいおんと全く同じことをやっているのであればそう言えるのかもしれませんが、そうでないからこそこの作品には期待できると思っています。

しかし何だかんだと言いつつ、自分は結局たまこまをすんなり受け入れています。前述の通り、けいおんほど好きだとは言えませんが。
鳥さんがかわいすぎて、たらふくお餅を食べさせて太らせてから焼き鳥にして食べたいですw

No title

>nanashiさん
コメントありがとうございます
まとめていただいてありがとうございます。そうです。自分はそのように自分の「たまこまーけっと」への「乗れなさ」と「けいおん!」との相違を自覚しました。もっというと、けいおんがそういう姿勢になったのはもしかしたら、それが他人の創造したキャラクターだったから、ということもあったのかもしれませんが…
Cutのインタビューが凄いのは、"山田尚子作品論"というものがあるとして、この記事が「けいおん!」と「たまこまーけっと」のミッシングリングを橋渡しするものになっていることだと思います。自分はアニメ雑誌が扱いそうなその、今後の作品の展開とかキャラ作りとか、そういう表層的な部分ではなく、まさにこういう本質的なところを掘り起こして欲しかったので、実にこのインタビューは有意義だったと思います
確かに「たまこまーけっと」は「けいおん!」を経て、越えて生まれている。この作品がどうなっていくのか、また自分のような人間でも巻き込んでいく魅力と強さがあるのかどうか、今後も注目したいと思っています

なるほど

けいおんでは唯達の物語を外から撮ることで、
監督の心の中の懐疑心や不安を織り交ぜつつも理想を肯定しようとしていた。
それによって繊細さや臆病さのある、愛おしい映像が生まれていた。
けれどたまこまでは自分自身で自信を持ってその理想を肯定しようとしている。
それがこの二作品の差異や違和感に繋がっている。この解釈面白いですね。

個人的には石原さんの言葉がけいおん原作のハイスクール編で唯が梓に電話で言った言葉みたいで、
そういう意味でもたまこまはけいおんの続編って感じがして面白かったです。
吉田さんと堀口さんの二人もリーダーを支える純と憂って感じで(笑)。
繊細さや臆病さを抱きつつも前に進もうとする山田監督はさながら梓でしょう。

あとアニメージュでは作品の具体的なレベル、つまりキャラ作りや演出方針や
今後のエピソード等について語られていたのに対し(読まれてないようですがみません)、
Cutではより上位のレベル、クリエイターの思想やバックグラウンドを浮き彫りにして
「なぜこの作品が生まれたのか」というところに踏み込んでいて、そこが熱い。

ネットでのたまこ批判では「人間の良い面しか描いてない」「京アニは同じ絵柄しか描けない」とか言われていますけど
その点に関してもインタビューで言及されていたことがまた凄い。
よくぞインタビュアーはそこへ導いてくれたと感心しました。。
そして山田さんや堀口さんも自分を曲げず、かといって傲慢にならずにそれを肯定しようとしている。
それを否定する人達よりも、ずっと上にいて前に進もうとしている。

まだこの作品に乗れないという点は同意です。
自分もけいおんの時のような熱狂の中にはいません。
しかし確かにけいおんの一歩進んだ先にこのたまこまーけっとはある。
そしてそれぞれのクリエイターが自分と向き合って、自分を肯定しようとしている。
この作品がどういう形になるにせよ、最後まで見て噛み締めたくなりました。

No title

>hamhengさん
コメントありがとうございます
おっしゃることに同感です。富野由悠季については先日も誰でしたか、業界人がtwitterでそんなようなことを述べていたのを見ました。山田監督のそれはやはりいつか彼女が言っていたように、人間が好きで人間を描きたいという基本的な欲求があって、それ故に磨かれた表現力なんだろうと思います。当代で突出した才能だと思います

No title

お疲れ様です。今回の記事も興味深く読ませて頂きました

山田尚子監督は生の人間を二次元の薄っぺら絵で匂うがごとく表現できる貴重なクリエイターです
これができるアニメーション作家は方向性が真逆とはいえ富野由悠季氏ぐらいなものでしょう
自分は堀口女史の山田監督のコンテを語るくだりでかつて安彦良和氏が富野氏のコンテに惹かれた
理由として「喜怒哀楽」以外の細やかな感情表現をアニメで表現したいという執念を感じた、的な
ことを語られていたことを思いだしました。だから自分は山田尚子監督に惹かれたんだということを
最認識させていただきましたよ。

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