スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

RandoMで山田尚子・山口優対談記事

えー、コミケも終わり、久々の更新となります…誠にすいませんw

音楽系情報サイトRandoMにて、マニュエラ関係者を中心に「たまこまーけっと」の音楽関係のインタビュー記事を10回に渡って連載していましたが、最後の9、10回は山田尚子監督と山口優の対談記事だったのでご紹介
 
random.jpg
こちらは第9回。前後編です

大変読み応えのある記事なので、ぜひご一読を。以下感想です
 
第9回の内容は、改めて山田監督の映像家らしさというのを感じさせられました。彼女の表現がロジカルなものでなく感性的で、あらゆる感覚に訴えることをナチュラルにやっているということがうかがえます
「映画けいおん!」のギミックについて、自分は視聴して発見できた材料からロジカルにアプローチしたわけですが、それを組み立てた監督にしてみればそれはおそらくロジカルなものではなく、感覚的に、感性的にやったのだろうなと思わされましたw まあ…やはり天才でしょうかね…底知れなくて怖いですw

第10回はかなりディープに音楽の話題になっていたので、渋谷系に関心のなかった自分にはちんぷんかんぷんですw
まあ…ぶっちゃけていっちゃうと、この第10回は、自分には少し不安にさせる内容でした。放送当時、自分には、「たまこま」について、商店街なのか、恋模様なのか、ゲストキャラなのか、音楽なのか…どこを見たらいいかわからない、自分の意識の よすががわからない、というのがあったのですが、このインタビューを読むと、そうだった理由が悪い意味でわかっちゃったところもあって…なんかもにょるというかですねw 「たまこまーけっと」については、自分の評価は決して高くないわけですが、このインタビューを読んでしまうと、やっぱりあの作品はどちらかと言うと監督のそういう私的な趣味、インナーな感性が強く出過ぎていたのかなと、そういう方向に走りすぎていたんじゃないかと、そういう不安が否めない
でも、あの作品で描こうとした「人の思いを描く」というテーマには普遍性があったと思うんですよ。だから(このインタビューが音楽というテーマに偏っていたせいかもしれませんが)、ここまで音楽に強い思い入れがあったなら、なぜ「人の思い」と「音楽」を絡めることを「たまこま」の主題にしなかったのだろう?と思う…でもそうするとそれはまた「けいおん!」になってしまうのか?w でも、人の思いと音楽がリンクしていたのがほとんどマスターのレコードと、「恋の歌」のエピソードだけだったのは、やはり残念だったし浮いていたと思うんですよね。だから、監督的にはそこのところをどう昇華(消化?)していたのか、そこをこそ突っ込んでみたくなる記事でしたw

今や、「たまこま」という比較対象ができたことで、「けいおん!」において原作が果たした役割というのを否応なく意識するわけですが、それは自分が考えていた以上に大きかったのかなと。かきふらい先生はおそらく一般的な?きらら系萌え4コマとして「けいおん!」を書いていた。ある意味それが今時の、大衆受けするキャッチーな作りだったのでしょう。そういう基本設定に、山田監督が自分の描きたいテーマを投影してアニメ化した「けいおん!」は、きっとそれが上手い具合に相乗効果を発揮したのでしょう。ですが、原作のない「たまこま」の場合は、監督に乏しかった大衆受けするキャッチーさがそのまま欠落した作品になっていたのかなという。単純化すればそういうことだったのかなと、今は思っています

うーん。なんか批判的な文章になってしまったw
自分的には「たまこま」をフルボッコしてるつもりはないんです。批判的に指摘する部分があるとすれば唯一それは、今行ったように、基本設定がキャッチーさに欠けていたと。今にしてみるとそこだったのかなと思います。作品世界にうまい具合に引きこむことさえ出来れば、きっと監督の世界は表現力が豊かで、感受性に訴える作品だと思うんですよね
だからきっと、たまこまも好きな人はとても好きな作品なんだろうと思うし
個人的には、次回作でその辺をうまくリカバーして、強い作品を打ち出してきてくれると興奮できると思い、期待していますw

テーマ : たまこまーけっと
ジャンル : アニメ・コミック

No title

コメントありがとうございます。意外と読まれていた!w

>桜高軽音部FC会員さん
おっしゃることに同感です。なんというか総体としてあるがままのコミュニティの姿を描いていたと思うんですよね。結果として散漫という印象は否めないんですが。次回作は当分待たされそうですね。自分も恋愛モノを見てみたいですw

>TSCさん
同感です。ある意味今後、山田監督の作品を見る上で、サンプルになるというか、ひとつの指標になる作品だと思います。他の作品と比較していくと、監督の感性が理解できる作品だろうと思います

>ふぁにぃさん
コミケではすいませんでした。ほとんど買い歩きしていたもので…でも3万くらいしか使いませんでしたw
音楽への拘りは想像以上でした。こんなにマニアックな人だとは思ってませんでしたw
そうですね。よくも悪くも他の作品のようにこれという単純なカテゴライズのできる作品ではないのですが、やっぱりそこが訴求力の弱さだったのかなと思います

>nanashiさん
たまこまは結局、あるコミュニティ、ある世界の中の出来事を描くことに主眼を置いていたんだろうと思うんですよね。問題はそれが魅力的な世界だったかどうか、というところで好き嫌い…というか興味ある、ないが分かれたような気がします
自分も次回作をどういう風に作ってくるか、楽しみに待ちたいと思いますw

No title

どうもお久しぶりです。
早速ですがたまこまーけっとの分散性の高さはあえてでしょう。

けいおんの映画では「ネタいっぱい入れて何がしたいのか分からなくなるよりテーマを絞った方がいい」的なことを
山田監督が語っていて実際に唯の曲作りを主軸にした物語を描いてきました。(ソースは映画のガイドブック)

たまこはその全くの逆ですね。ネタは散りばめたけれどもその分何がしたいのか読み取りづらくなっている。
テーマを絞ることは前作でやったんで今回は逆の方向で表現してみたんでしょう。
前述したようにネタを散りばめることのリスクは十分承知されていますし。
それに成否は置いておいて外縁を描くことで主題を視聴者に想起させる作りは面白かったです。

じゃあたまこに一本筋の通ったストーリーがあればどうなっていたのかというとそれがラノベ側ですね。
たまこのラノベはもう外伝なんてものじゃなくこっちが本編と言っていいですよ。
たまこを主人公としたたまこの内面の変化・成長の物語でようやくたまこのキャラとこの作品が掴めた気がします。
キャッチーさというのも原作の有無というよりも要はこの点でしょう。

また監督の作品をみたいですね。山田演出って視線や視点が特徴的じゃないですか。
次は主人公視点の物語を描くのか、主人公ではなくサブキャラの視点で物語を描くのか。
さらには主軸を設定するのか、しないのか。
視聴者が作品に入りやすいのは当然主人公視点で主軸のある演出・ストーリーですが
またその真逆をやってくるとすれば次はどう描いてくるのか。
などといった点が楽しみです。

No title

夏コミお疲れ様でした(本当に暑くて大変でしたね…)
当日会場で先生ご不在の旨のメモをお見掛けしましたが戦果はあったでしょうか?

さて、この対談を読んでから先生の記事を楽しみにしておりましたw
監督のバンド体験、しかもギター&ボーカル…その辺が唯に投影されていた、
というのは短絡的な推測かもしれませんが、けいおん!の制作は運命的なものを感じますね
「恋の歌」では作詞もされてますし、監督の音楽への拘りは凄いですね

「たまこまーけっと」とはどういう作品か?を他人に伝えるのが難しく感じます
色んな要素が偏り無く散りばめられており、何々系というジャンルでは説明しきれない点、他に類系を見出だし難いところが視聴者的に安心感を欠いているのではないかと…
それでいて勢いで突っ走る話でもなく、Cut4月号のインタビューにあった
「水で蕎麦を食べる」という表現は的を射てるなぁと思いました
テンプレ的なものを意図して排除しているところが「キャッチーさが欠落」に繋がってしまったのでしょうかね。
ただ監督はお約束的な事も好きだと語られていたので監督が抱いている拘り
(その作品だけのシーンを創る)が高いレベルで結実する事を願っています

でもこの作品好きなんですよね。貪欲に癒しを求めてる事もあって世界観に浸れるといいますか。
主人公のたまこではなく、たまこがいる世界を描写したのにはもの足りなさも感じましたが、それを補う多幸感溢れる世界は十分魅力的でした
いよいよ来週BDの最終巻が発売なのでまた繰り返し視聴しようと思います

こういうことを言うのは、もしかしたら失礼なのかもしれませんが・・・たまこまは山田監督にとって、割と好きにやらせてもらった作品だと思うんですよね。
そして山田監督の素の部分がナチュラルに出ている作品でもある。
恐らく今後ここまで「山田尚子成分」みたいなものが濃い作品は見れないと思いますし
だからこそ、今後の山田作品を見る上でのものさし、或いは比較対象としても非常に貴重な作品になるのではないかと思います。

No title

ひさしぶりの更新、お疲れ様です&嬉しく思います。

山田監督は以前、けいおん関連のインタビューで「『山田は肝心なところで照れが出る』と言われたことがある」みたいなことを話されていたと思います。
けいおんにおける、監督のやりたいこと&原作に寄せるべきところの絶妙なバランスは、このあたりも起因しているのではないでしょうか?
一方のたまこは完全なオリジナルということで、監督自身のやりたいことが詰め込まれていた感じはしました。作品としての完成度は決して低くはないし、史織さん回や恋の歌回は個人的にも大好きです。
ただし、先生のおっしゃるキャッチーさの他にも、全体的にキャラクターの意思や行動理念、話の軸になるようなものの描かれ方が散漫だったような気もします。

京アニは今期のFreeといい、秋の境界といい、様々な若手の方々を監督として起用しているようなので、山田監督の出番はもう少し先になってしまうのかな?
個人的には、ガチの恋愛もの(男×男でなければw)かシリアスな作品を見てみたいですね。

コメントの投稿

Secret

DATE LOG
01 | 2017/03 | 02
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
ARCHIVE
ブログ内検索
管理人について

超記憶術先生

Author:超記憶術先生
元業界人(コミック系フリーライター)
Twitter:@SuperMnemonic

問うまい


我の深部にHTTが潜伏したる理由を


我も亦 知らぬなり


こういう管理人w

RSSフィード
"けいおん"特化型ファンブログです
けいおん関連情報&けいおん声優の情報、及び、管理人の感想、考察、イベントレポートをメインに記事を構成しています
山田尚子監督関係の作品記事も取り扱っております
けいおん大好き!!
山田監督大好き!!(笑)
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。