【たまこラブストーリー】 PV解禁!ここまでの作品考察、推察のまとめ

本日より東京ビックサイトで開催中のアニメジャパン、ぽにきゃんブースで本日10時より行われたたまこラのトークショーにて、映画PV第一弾が解禁されました! 現在Youtubeで視聴可能です。
 

なんかうpされてました。ぜひご一聴w
 
ほらやっぱもち蔵商店街出て行くじゃん!ほーら!www

という読みは過去のツイート前回の記事にて
キービジュ第二弾からこれ読み切っていた俺様さすがですよ!(自賛)
 
というわけで、今回はこれまでのCM1(たまこver)、CM2(もち蔵ver)、そしてこのPV1とキービジュアルから、現時点で作品について行える推察と、この映画でチェックしてきたことを、新しい指摘も追加しつつ、改めて振り返り、まとめておこうと思います
参考の過去の記事は以下の通り

【映画読解】 空の向こう、星の彼方
【考察】 続・空の向こう、星の彼方
【考察】「けいおん!」のその先を描く物語としての「たまこラブストーリー」
近況…

■ 「空の物語」から「宇宙の物語」へ


まず自分は、今回の「たまこラブストーリー」という作品を、単に「たまこまーけっと」の続編ということでなく、「映画けいおん!」との対比と、「中二病でも恋がしたい!戀」のEDを経たクリエイター山田尚子個人の表現の展開として捉えています

切欠は、「映画けいおん!」で登場した謎のセリフ「宇宙と交信」でした。オカルト研と純、作中で関係性のない両者の口から作中2度登場するこのセリフは異彩を放っており、明らかにクリエイターがメッセージ性を込めたものでした。これが最後に残っていた意味不明のキーワードとして自分の頭の片隅にずっとひっかかっていたのです
その一方で、「(ひこうき雲の)空」は唯たちの近い将来、未来を示唆するビジュアルとして作中に約10回ほど挟まれていました。「映画けいおん!」はまさに彼女たちが空に羽ばたいていく、「空の物語」だったわけです。
 
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映画けいおん!は彼女たちが空へ羽ばたく物語
ひこうき雲の向こうに彼女たちの未来が暗喩されていた
 
ですがその傍らにずっとあった「宇宙」。「映画けいおん!」のみでははっきりとはわからなかったその言葉の意味が氷解したのが「たまこラブストーリー」のイントロダクションにあった「それは、「宇宙の入り口」に立ったような感覚。」という一文と、そこから遡っての、「たまこまーけっと」第11話で、たまこの結婚騒動に対してかんなから放たれた「私も、宇宙の入り口に立ったみたいな気分なんですよ。」というセリフでした。このセリフが、想像もつかない世界への動揺を表しているのは明らかですが、それは「映画けいおん!」を踏まえると、更に突っ込んで理解できます

「映画けいおん!」のラストシーン。原作にある唯の「私たち大学生だよ」に続く「大人だよ!」というセリフを、山田監督はあえて削っていました。異様に光るこの改変は、山田監督があの作品でとったスタンスを雄弁に物語っていた―すなわち、”「映画けいおん!」は唯たちが大人になる物語ではない。"と。その唯たちが向かう場所が「空」であるなら、「空」の向こうの「宇宙」が意味するものは自明です。そして、「映画けいおん!」と「たまこラブストーリー」、その相違の鍵が「けいおん!」で省かれていた要素=恋愛なのは明白です。つまり

宇宙とは遙か未知の世界=大人の世界である
そして恋愛がその鍵を握っている


この推察は企図せずして、山田監督が担当した「中二戀」EDによって傍証されます
恋愛をテーマにしたこの作品で、山田監督は宇宙をテーマにした映像を作ったからです
 
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絵コンテ演出山田尚子の中二戀ED
「宇宙」がイメージビジュアルとして強烈に打ち出されている

つまり「宇宙と交信」とは「大人の世界」との交信ということ。確かに唯たちは大人の世界の入り口に立ち、未来をうかがった。しかし大人の世界に入っていったわけではなかった。恋愛を描かなかったから。やはり「映画けいおん!」は「空の物語」だったわけです

しかし、「たまこラブストーリー」は違う
明確に恋愛を描くと打ち出して、そしてそこに、「宇宙」というキーワードをきっちり重ねて来た今度の「たまこラブストーリー」という作品は、空の向こう、宇宙=大人の世界に行く作品なのだと。山田監督は明確にそれを訴えていると思いました
そう、つまり「たまこラブストーリー」は「宇宙の物語」です

そしてその後、CM1、CM2に「大人になる、ということ」というキャッチコピーを打ってきたことで、以上の推察は決定的になったと思っています
 
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CM1、CM2共に打たれた共通のキャッチコピーは、作品のテーマをストレートに物語っている
  
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PV1より。宇宙が本作のテーマ「大人の世界」の象徴なら
大人の世界を前に、たまこは怯んでいるように見える
 
■ キーアイテム(1)「コーヒー」=「大人になる、ということ」の味
 
CM1、2のキャッチコピー「大人になる、ということ」に重ねられる絵は上の通り、タンポポとコーヒーです
よっておのずとこのふたつは作品のテーマを象徴するキーアイテムということになります。これらが寓意するものを探ることで、作品のメッセージをある程度把握できるわけです

順番は逆になりますが、まずはTVシリーズにも登場したCM2の「コーヒー」から
これはもうTVシリーズ第1話でのたまことマスター(八百比)の会話、第3話でのたまこと史織の会話で、コーヒーが持つ意味はだいたい把握できます。ここはもう過去の記事から引用しますが、第1話では、ストレートコーヒーを飲んでたまこは苦いといい、それに対してマスターは「コーヒーは苦い。でもそれは、生きる苦さを味わいに変えるため」といい、牛乳を差し出し、それによってたまこはコーヒーを堪能します。第3話では、ストレートコーヒーを飲んだ史織が苦いといい、たまこが彼女のコーヒーカップに牛乳を注いで「苦いよね」とほほ笑みかけ、ふたりは友人になったことを確認しました。コーヒーはいずれのシーンでも苦く、そしてそれを他人がまろやかな味に変えています。

つまり、このCM2は、大人になるということは苦いものだ。それを他者との関係性によって味わいに変えていくのだ。それを描く作品だ、と、明示していることになるわけです

■ キーアイテム(2)「タンポポ」=「大人になる、ということ」の選択

「けいおん!」以来、山田監督は作中に登場させる花に花言葉を介した寓意を込めているのは、過去の映画の考察で証明されたとおりで、「映画けいおん!」でもロンドンの街中をうろつくシーンにあじさい(花言葉「気まぐれ」)の豚の貯金箱のショットを入れてみたりしています。「たまこまーけっと」では、第一話に登場したチューベローズを初めとして、たまこが亡母に添える一輪挿しなど、毎回必ずその回のテーマや人物像を象徴する花が登場していました

では「タンポポ」の花言葉はなにか。それは「真実の愛」「思わせぶり」「(愛の)神託」「別れ」とされています
ただし、「タンポポ」にはふたつの形態があります。ひとつは花。ひとつは「綿毛」です。そしてこれらの花言葉は、それぞれ花が「真実の愛」で、綿毛が「愛の神託」「別れ」に当たるようです(「思わせぶり」はどちらかわかりませんでした)。綿毛が飛んで行く様から「別れ」そして、綿毛を吹き飛ばして残った綿毛で恋を占う恋占いの習慣から「愛の神託」という花言葉が当てられたそうです
 
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PV1では綿毛=「別れ」に「それぞれの進む道」のフレーズ
なんという巧妙な仕掛けw

これは作品を重ねてみると、非常に強力でストレート、絶妙な暗喩です
なぜなら、「真実の愛」はたまこを一途に思い続けたもち蔵を象徴し、「思わせぶり」はそれにうまく応えてこなかった(はぐらかしていた、鈍感だった)たまこを見事に象徴しています。そして「神託(=恋占い)」の花言葉はこの作品のテーマが恋愛の行方であることを暗喩し、「別れ」は、「コーヒー」同様、「大人になる、ということ」が辛く苦いものであることを示唆しています
すると、本作に当てはめるに、まさにこれ以上ない、花言葉、といえます
この花を持ってきたのはもはや流石という他ありませんw

そしてやはりここでも、「大人になる、ということ」は甘くない…むしろ具体的に、そこに「愛」と「別れ」があることをこの花は示唆しています。この作品が、主人公たちが大人になるために、その両者を天秤にかけ、選択するような物語になるのではないか、という推測は当然あります―というか、今回のPV1で少なくとももち蔵がそういう決断をして商店街を出て行く道を選ぶのは確定しています。むしろ中心は、それを巡るたまこの思索、決断を描くものであるのはおそらく間違いないでしょう

■ キーアイテム(3)バトンと(4)糸電話
  =「夢」と「愛」。受け止められないでいる思い


今回、PV1で改めて注目させられたのはバトンと糸電話です。これらは実はCM1、2でも登場済ですが、これらにも寓意がある、ということに今回気づきました。切欠はPV1中にあるたまこのセリフ「上手に受け止められなくて。バトンと、それから…」でした。ああ、これらはたまこが受け止められない思いなんだな、と

TVの第一話でも、たまこはいきなり商店街の看板の前で、自分が放り投げたバトンを頭にぶつけています
バトントワリングをなぜ題材に選んだのかは個人的にずっと疑問でしたが、それについてはCUT誌でのインタビューで、山田監督自ら、バトントワリングには自分が少女時代に魔法少女ものなどを通じて重ねていた憧れと答えています。そう、バトンは「夢」なのです
 
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バトンと糸電話。たまこがうまく受け止められずにいるもの。これらを受け止めるまでの物語なのか

そしてもう一つ、たまこがTVシリーズでいつも受け止めそこねていたもの。それは糸電話でした
糸電話はもち蔵の部屋にあり、いつももち蔵がたまこにこれを投げていますが、いつもたまこはこれを受け止められない。やっぱり頭にぶつけて倒れていました。糸電話が寓意するものがもち蔵からの思い、つまり「愛」であることは間違いのないところです

するとつまり、たまこは「夢」も「愛」も上手く受け止められずにいる。のです

そこから、今回の物語は、たまこが「夢」と「愛」を受け止めるまでの物語になのだろうと推察します。それが山田監督がいうところの、「一人の女の子が自分自身に向きあおうとするまで、悩んで、色をつけていく様」なのだろうと思います

そしてその過程の描写こそが実は真に本作の見どころであり、それは推察することができないものです。それをこそ見るために、4月は映画館に足を運ぼうと思います!
 
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つまり、このショットの意味は…いわぬが花ですなw
 
■ その他気になるカットなどw
 
気になるカットその1)はやはりこれでしょう
 
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飛び石キタコレ。「けいおん!」ファンへのサービスですかw

鴨川デルタの飛び石。「けいおん!」以来の山田作品の登場?ということになりますが、これはどうも「けいおん!」第一期OPに登場したのとは反対側っぽいです。何にしてもこういう洒落の効いた演出は嬉しいですねw
※補足 たまこま本編で一度デラさんがダイエットするんで登場してましたw

気になるカットその2)
 
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風船。「けいおん!」でも印象的に登場してました
 
風船は「けいおん!」でも例えばs2e10とかで印象的に使われていて、空に向かっていく様が未来に向かうことを示唆するようで、そういう寓意をもったアイテムなのだろうなとは思うのですが、今回のPV1でも登場しています。糸電話と一緒にw
風船についてはなかなかその意味を断定できずにいるのでもどかしいところですが、作品を見るのを楽しみにしましょうw

気になるカットその3)
 
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デラさんじゃないっすか!本編登場はもしかしなくてもここだけですね?w
  
デラwww
後編インタビューで山田監督は、デラさん大人だから登場させなかったといってますが、うんまあそうだよね。みたいなw デラさんも一緒に写真に写ってる八百比さんも、人生達観したところがあるんで、あんまり彼女たちに干渉しちゃうと面白く無い話になっちゃいますから、これは仕方がないところ。逆に言うとTVシリーズはデラがうまくまとめすぎてたんですよねえw
 
■ カメラワークの変化

そして映像のことも少しw
本作は絵コンテ演出すべて山田尚子という、「映画けいおん!」ですら実現しなかった、「全編たっぷり、カメラ:山田尚子」というファン垂涎の作品として期待してますが、今回のPV1を見るだけでも、その片鱗がうかがえてワクワクしますw
広角レンズを使うとは公言していましたが、他にもピント絞りや手ブレ、タイムワープ、ローアングル…もうバシバシやりまくってます。ヤバイです。これはかなり!w
 
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告白シーンは手ブレ入ってます。一瞬躊躇う心の揺らぎか。更にローアングル。もち蔵かっこいいw
 
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「映画けいおん!」でも唯のアップで焦点範囲を絞ってましたね。そしてタイムワープ。これやるかあ…w

過去の記事で、「Free!」での彼女の絵作りを紹介しましたが、あのカメラがぐわんぐわん動きまくって、存在感をみせつけるような絵は、「たまこまーけっと」では努めて封印されていたように思います。「けいおん!」で話題になった手ブレカメラのようなライブ感のある映像も、本編では殆ど使用されることがありませんでした。ただ、EDはもち蔵が撮影したたまこの記録映像という設定なので、あれは実に生々しく、被写体であるたまこの息遣いを感じるものでしたが、ああいう絵を本編ではほとんど使いませんでした。今更いうと、自分は正直、「たまこま」にはそういう意味でがっかりもしていましたw

でもそれはおそらく、あの作品が「けいおん!」で山田監督が言っていたような「彼女たちの生活を覗き見しているような絵」を作る意思が「たまこまーけっと」ではなかったからなのだろうと思います。監督が言うように「たまこまーけっとはたまこのいる場所を描く」ことが主眼の作品だった。だからこそ、たまこたちに深く入り込まず、努めて「その場所」と「物語」を客観的に、俯瞰的に描こうとした、それが「たまこまーけっと」の製作スタンスだったのだろうと思うのです

しかし今回の「たまこラブストーリー」は違う
山田監督はたまこやもち蔵という人間に注目してそれを描くことを明言しています。それはすなわち、彼女の映像作りが「たまこまーけっと」とは根本的に変わる、ということであり、それはきっとあの「けいおん!」で見せたような…もしかしたらもっと生々しく瑞々しい映像で、たまこたちを描くということになるはずです。きっとそれも、この映画の大きな見どころになるだろうと思います!
 
 キービジュ2の仕掛け。山田作品の凄み

最後にその、キービジュ2から「もち蔵が夢を追って商店街を去る選択をし、そこからふたりの関係が動く」というストーリーを読んだ件ですが…

理由は過去の記事に書いたのですが、もち蔵がカメラ=映画の夢を手に空(あらぬ方向)を見、歩み続ける足元であること、一方でたまこは立ち止まり、もち蔵とは体の向きを違えてもち蔵を見つめていること、そしてふたりの胸にはうさぎのバッチ、これは学校の校章ですが、それがうさぎ山商店街というふたりの共通の居場所を寓意していること、これらの情報から出てきた推察です
 
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夢へ歩んでいくもち蔵と立ち止まるたまこ。本作のストーリーを暗喩していた

果たしてやはりPV1でもち蔵は東京の大学に行く、という選択をしてみせてくれました
このセリフが来た時、さすがにニヤリとしました。「ああやっぱし!」みたいなw

ですが実際の所、凄いのは、こういう推察に応えるだけのものを山田尚子が作ってくるということなのです

未だに「けいおん!」の凄さをわかっていない人も多いですが、自分は彼女の作品がそういう凄みをもっていることを、「映画けいおん!」の考察を通じて確信しました。上記したように、花やバトンやコーヒーなんかに意味を求める考察、分析をするのは、「けいおん!」を通じて得た、彼女がそういうクリエイターだという確信と信頼に基づくものです。そしてやはり「たまこラ」でもそうだった。だから自分は彼女の作品を見たいと思うし、ファンをしているわけです

そういうわけで、1ファンとして、今から強く熱弁しておきたいと思います

きっと、絶対に「たまこラブストーリー」は侮れない作品になっている!

今回はこんなところでw


■ 改訂(2014.03.23) 前段をわかりやすく再構成、加筆しました

テーマ : たまこまーけっと
ジャンル : アニメ・コミック

No title

>るふわさん
コメントありがとうございます
恐縮です。いやー。タンポポ間違ってたんですけどねこの記事w でもまあそういう間違いも残す方針なので、記事はいじらないでおきますw

仰るとおり、その、巷の映画評論記事をみると、TVシリーズを見なくても、とは違って、という文脈でいわれたりしてるんですが、自分はやっぱりどっちも必要というか、両方見て見えてくるものがあって、深みも増してくると思います。今回のあの同時上映という形式もあれでよかったんだと思います。導入としても綺麗ですし、デラのファンタジックな?話から始まることで、一般の人も受け入れやすい、間口の広いものになっていたと思います

コーヒーのシーンも同感です。人生をコーヒーに例えるのはなかなか粋で上手いですし。自分はあと、八百比さんの背中の押し方が良かったなと思います。TVシリーズはちょっとわかりにくかったんですが、今回は分かりやすくて、それでいておせっかいという程でもない。牛乳を取り上げるのは意地悪でしたがw もち蔵にかけた言葉とか、とても良かったと思います

いえいえ、こういったコメントはもう大歓迎ですw
是非また遊びにいらしてください

No title

二日連続でコメントさせていただきます。
映画が公開されてからこの記事を見ると、先生の考察の凄さがわかります。
>きっと、絶対に「たまこラブストーリー」は侮れない作品になっている!
本当にその通りでしたね。ここまで素晴らしい映画になるとは。この映画を見られて幸せです。

まだ一回しか見てないですが、個人的に思ったことを2つ。

「たまこまーけっと」はデラちゃんという非現実的なキャラクターを登場させることで、比較的ファンタジーな作品に仕上がっていました。しかしこの「たまこラブストーリー」は徹底してリアリティーを追求しているように感じます。
「たまこまーけっと」と「たまこラブストーリー」を一つの大きな話として捉えると、「たまこまーけっと」はまさに夢のような時間であり、たまこにとってはいつまでも続いてほしい時間だったのだと思います。そして、だからこそ「たまこまーけっと」は比較的ファンタジーなテイストなのではないかと。たまこにとってあの時間はまさに夢のような(=ファンタジー)時間だった。
しかし現実はそう甘くはありません。自分が望んでなくとも周りの環境は変化していく。夢のような時間(=たまこまーけっと)は終わりを告げ、そこには立ち向かわなければならない苦い現実が待ち受ける。そして、その苦い現実こそが、「たまこラブストーリー」なのではないかと。そういった意味で、「たまこまーけっと」と「たまこラブストーリー」は2つセットととして見るとより味わい深くなると思います。

コーヒーについて。
>「コーヒー」=「大人になる、ということ」の味
映画でもたまこはコーヒーをブラックで飲んで、「にがっ」と言いました。たまこはまだ「大人になる、ということ」を受け入れきれないように感じます。一方もち蔵も暗闇の中でブラックコーヒーに対して同じく「苦い」という感想を漏らしますが、この「苦い」がまんざらでもないような言い方なんですよね。このシーンを見たとき、「ああ、もち蔵は大人への一歩を踏み出したんだな」と。この時点でもち蔵はたまこより一歩先に行ってしまった。しかしたまこも徐々に変化を受け入れていきました。あんこに制服を着せるシーンは、たまこが「変わりゆく日々」を受け入れたとわかるシーンの一つに挙げられると思います。

いつのまにかこんなに長々と書いてしまいました。申し訳ありません。的外れなところもあると思いますが、これから何度も何度もたまこラブストーリーを「味わう」ことで理解していくことになるんでしょうね。
駄文失礼致しました。

追記)MOVIXさいたまで一回目を鑑賞しました。意外と女性客が多かったです。泣いている人も結構いました。まあ、自分もそのうちの一人なんですが(笑)



 

No title

>nanashiさん
コメントありがとうございます
PV2はちょっとネタバレし過ぎになりそうな感じもして不安はありますねw
キャラクターについてはもう山田監督が描くものを素直にいつものように受け身で見ようと思っています。みどりがうまい具合にふたりの恋愛をフォローするポジションに回りそうで、彼女自身の思いがどうなるかは見どころになりそうですね
風船の演出は高雄さんがよくやられていたのは覚えています。だからこそ今回入れてきたのがちょっと面白いなというのもあって。どういう脈絡としてこういうシーンがあるのかも興味深いです
映画まであと1か月、楽しみです!

こんにちは

後はもう見るしかないって感じです。
PVを見た印象では直球なたまこともち蔵の恋愛ドラマになりそうですが、
このアニメに関してはみどりの存在がいいスパイスになりそうです。
インタビューの後編では各キャラも掘り下げていくようなことを語っているんでそちらも楽しみです。
監督のキャラ分析の的確さがまた凄い。

ところでけいおん二期十話の風船は演出担当の高雄統子さんが当時よくやっていた演出ですね。
この人もまた映像で印象深いドラマを生み出せる人です。
たぶん山田さんも影響受けてるんじゃないでしょうか。

自分としては映像はもう本編で楽しみたいんであまりPVは見たくありませんw
映像の分析もそれまでは保留状態です。
何にせよ映画楽しみです。

No title

こんばんは。コメントありがとうございます!

>おいもさん
はじめまして! たしかに雑誌のインタビューなどをみていても、山田監督はたまこという人物を掘り下げるにあたって母親の事に言及しているので、作中ではその辺を取り上げてきそうな気がします
一方で、TV本編でその辺を婉曲的にしか描いていなかったので、映画でもダイレクトには描かないかも?とも思えて、そのへんがどっちになるのかは見てのお楽しみかな、と思っています。自分は監督がCUT誌などで言っていた、「彼女たちが膝を抱えている夜」を監督があえて描かないポリシーを貫いていたのも、粋で好きなんですw
でも…確かに今回は、ちゃんと描いてくれたほうが、見ているこちらはたまこに感情移入しやすくなりますよね。もち蔵のかっこよさ?も含めて、映画に期待しましょう!

>桜高軽音部FC会員さん
「恋愛映画っぽい!」という感想は自分もあります。ターゲットは若い女性なのかな?と思うくらいそんな感じですよね。この映画もデート映画になったりするんでしょうかw
記事では言及しませんでしたが、主題歌「プリンシプル」はいい歌ですね。ワンフレーズしか聴けないので、まだ感想は保留していますが、好きになれそうな予感がします!

No title

こんばんは
先生のツイッターを拝見していて、たまこラブストーリーの最新PVが公開されていることを知り、見てきました

率直な感想としては「・・・おお、本当に恋愛映画っぽくなってる!」でしたw
山田監督自身が描かれたコンテや演出による独特なカメラワークやアングル、湿度まで感じられるような絵作り
洲崎さんが歌われてる主題歌も非常に良くて、4月の公開がさらに楽しみになりました

No title

はじめまして。
いつも新しい気付きをいただきながら楽しく拝見してます!

たまこがどんな風に大人に近づいていくのか楽しみですね…!
山田監督のインタビューにあったように、
たまこは一足先にある種の過程を経ずに大人になった面があるので、
個人的には、一度子供に戻ってから大人になり直して欲しいな、と思います。
健気なので、時には誰かにちゃんと甘えて欲しいというか…。
もち蔵が適任かどうかはわからないですけど。笑

あとは、お母さんについてのことが、
もち蔵との関係にどう関わってくるのか気になってます。
豆大の話みたいに、まだ小さいたまことお母さんとのエピソードを見れたら、
もっとたまこが好きになれるような気がしてます。

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