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【たまこラブストーリー】 読解メモ 03

今日は3回見てきました

もちろん、ネタバレが入っているメモなので、視聴前の方は見ないように

今日は、ハッキリ言ってどこから書いたらいいのかわかりません。正直まとまってません

まあ、話半分にどうぞ(自分も確信まではないw)

【回想(記憶)シーンについて】
多分完全に網羅できていると思います。フィルム調のものはフィルム調と書いておきます。書いていないものは普通の映像ということです。また客観的映像は客観的、誰かの体験映像はキャラ名POV(Point of View)と記述しておきます

 1)冒頭。たまこともち蔵の赤ちゃんから高校生までの回想。フィルム調。客観的
 2)飛び石のシーン。たまこがもち蔵に飛び石で突き落とされていた体験の回想。客観的
 3)たまこが話すひなこの記憶。お餅作ってるところ、視線こっちに回してしゃがんでくる。たまこPOV。フィルム調
 4)3)のあとにたまこの現在のカットが入ってから、回想でひなこのアップ。一瞬、「話しかける餅」の映像が入る。またひなこのアップ。たまこPOV。フィルム調
 5)4)のあとに現在のもち蔵のカットが入って、たまこの頬をもんでるひなこが手招きするシーン。もち蔵POV。フィルム調
 6)かんなの金物匂い中毒の思い出。客観的
 7)たまこの話す、もち蔵に虐められていた思い出「白玉ー!」。客観的
 8)たまこの話す、ひなこが死んで「話しかけてくる餅」に救われた記憶。ひなこの遺影に向かうたまこは客観的で背景は真っ黒だが、「話しかけてくる餅」はたまこのPOVで背景もある。この時の声は豆大
 9)空を見上げたたまこの回想。幼稚園たまこが福にどうして家は餅屋なのか文句をいい、豆大に叱られて、ひなこに慰められる「もち蔵くんはたまこが大好きなのね」。客観的
 10)ジャストミート前でもち蔵と出会ってしまったたまこの回想。「心を強く持って」とのかんなのアドバイス。たまこPOV?
 11)たまこのセリフに重ねたひなこの葬儀時。たまこの回想か。客観的
 12)葬儀時のみどり。みどりの回想か? 客観的
 13)たまこの回想。バンに配送用の餅木箱(5段)を積み込むもち蔵、飛んでくる糸電話、飛び石での告白シーン(描きおろしもち蔵の頭、夕日)。たまこPOV?
 14)「話しかけてくる餅」の正体はもち蔵と気づくたまこ。たまこPOV

★前回からの訂正★
というわけで、「話しかけてくる餅」の記憶はすべてたまこのもの、ということでいいと思います。つまりたまこがもち蔵にしてもらったことを、豆大に言われたものと錯誤していただけです。豆大の声がかぶってるシーンも、よく見ると小さな男の子です

★フィルム調のシーンの使われ方について★
1)の説明がつかないんですが、重要なのは上記のうち、3)~5)、つまり主観の記憶、POV調の回想だと思います
3)&4)と5)から、たまこ、もち蔵、双方にそういった「フィルム化されたイメージ=デジタル的な記憶」があることになります

【風船】
風船のシーンは3つ

 1)冒頭の回想での少年少女時代の糸電話をもったもち蔵とたまこの背後を無数の風船が舞い上がっていくシーン
 2)OPラストでの舞い上がる青い風船とそれを追って舞い上がる赤い風船
 3)ラストシーンの駅の看板。1)と同じ無数の風船

2)はもち蔵とたまこの寓意というのが素直な解釈だと思います。1)と3)について、冒頭の演出がラストに来るのはふたりの関係性の成長を象徴するものとして解釈するのがとりあえずは無難かと思います

【映研が撮影してるリンゴとパンダと犬のお話】
映画研究会でもち蔵がPCをいじってるシーンの動画は、リンゴ狩りをするパンダ(中の人:犬山)の話。最初、リンゴのそばのヤブに犬(中の人:桃太郎)が隠れています

どういう話なのかはよくわかりませんが、たまこの学生バッグのアクセサリーにも青いパンダがついていることから、リンゴが愛情、パンダがもち蔵の寓意である可能性はあります。この演劇がEDにつながるなら、実った愛情(リンゴ)がドタバタの末にたまこのもとに届くという話になるわけですが、ハッキリと説明はつきません
元ネタがあるのかもしらんです。誰か教えてw

【もち蔵の部屋にあるペットボトルキャップミニフィギュア】
映画のみのもの。7体が、1体を中心に半円を描く時計盤状に6体置かれています。反対側の半円は棚の淵になっています。このフィギュアはスターウォーズのものであるようです

【たまこの部屋のクマの彫り物】
確認して訂正します。もうバッチリ、熊の彫り物でしたwww
まあ、TVシリーズからある魔除けということで解釈はかわりません

【たまこのコンタクト】
訂正も込み。つけたまま銭湯に入った時は平気で、川に落ちて(多分)片方を無くす。翌日なくした分を補填する(これはどうも使い捨てらしい)が、もち蔵とうまく向き合えない。さらに両方新調した(使い捨てでない)ところで、豆大に休みを言い渡される、という流れになってました

【タンポポ】
再度確認。訂正も込みで

 1)かんなの進路を話していたシーンの後。4輪の花=たまこたち4人
 2)だるまさんがころんだのシーンの後。輪の花…意味不明w 男子3人を加えるってこと?
 3)たまことみどりの会話での3輪の花=たまこ、もち蔵、みどり
 4)フェスティバルのフィニッシュの後。5輪の花と2輪の綿花。1輪の綿花から綿毛が飛ぶ。8つの綿毛が飛ぶ
 5)みどりのたまこへの話での3つの綿毛=たまこ、もち蔵、みどり
 6)たまこが去った後の1つの綿毛=みどり

【数関係(追加)】
フォーエバーラブユー餅の発注 80
告白された後の翌日の発注数 100
柏餅の発注 50
オスマン帝国からのギリシアの独立…ギリシア独立戦争 1821年3月25日
市民革命(フランス7月革命:ルイ・フィリップ) 1830年7月
救急車 うさぎ山830 も119
福さんが入院したベッド(部屋)305
たまこ復活の後の豆大福発注 50

【徒然草】
手持ち無沙汰で何か書物のようなことをやってるのはどっちかというともち蔵なイメージですが、これが出てくる意図の解釈は保留します

…で、以下が本題

【デジタルとアナログ2】
今回の観劇では、前回の推論をベースに注目してみてみました
どうも、場面の構造として、つながりをフィルムのコマ状(つまりデジタル化)に並べているものと、アナログのまま、つまりラインとを並列して描いているシーンが多数あるんですね

例えば体育館の外。体育館は前庭から3段くらいの低い階段があって、側面の壁には無数の窓が並んでるわけですが、このパースのシーンは、フィルムのコマのようにズラッと並んだ窓が上にあり、下の階段の側面が奥までまっすぐラインになってる

体育館でたまことみどりが話すシーン
ふたりの頭の上には窓がフィルムのように並んでいて、次のカットでは足元と、床に引かれた白いラインが続けて出てきます

他にも、池の橋で、湾曲した石橋に踏み石が置かれているカットとか…

また、アナログ時計の左右にラインが引かれているワンカットがあったり

そしてたまこの恋心が指摘されるシーンで彼女たちがいる場所は、校庭も取り囲む校舎の窓も格子構造になってる

他にも、学校の床タイルは碁盤の目状=デジタルですが、廊下はラインが一本ひかれています。一番わかり易いシーンは、たまこたちがもち蔵に体当たり作戦をやるシーンでしょう

たまこの家の前の歩道にはラインが引かれてますが、大路家の前にはありません

電話連絡網のシーンでは黒電話が出てきます
黒電話の輪っか全体はアナログですが、穴の空いた数字部分はデジタルですね

たまこがもち蔵を呼びだそうとする教室。整然と配列された机と後ろのロッカー。これらもデジタル的な情報です

京都駅に至ってはデジタルの城。外観の窓ガラス、床、柵、広告看板、全てがデジタル情報ということができます
その一方で、その直前に入る南の島は一切デジタル的な区分が存在しません。南の島がワンカット入る理由は、明らかに次に来る京都駅との対比です

最後の新幹線は、新幹線全体がアナログ。窓や車両番号がデジタルということで、これが一気に流れていく、という描写がされています

でまあ…もうこれらの指摘は列挙すると他にもきりがない。体育館のネットだとか窓ガラス、一方で床に引かれたラインだとか、気のせいかとも思うんですが…ものすごく執拗にでてくる
で、それらを俯瞰してみると…どうも、前回の記事にも描いたように、時間が無数の断続的な今の連続体であるということを示唆しつつ、同時にナログな事象の中から、重要な瞬間や情報をピンポイントで引き出すべき、という示がされているように思われます
一番最初の体育館のシーンで、開いた扉の間にカメラが迫っていくじゃないですか。なんであんなカメラワークしてんだろう?と思うんですが、開いた扉をフィルムのコマに例えるなら、フィルムのコマとコマの間に注目しろという意味になりませんか?

これら話が帰結していくのは、つまり、かんながたまこに言っていた、バトンのバランスポイントの話じゃないか?と思いました

【バランスポイントを認識できないたまことひなこの死】
バトンの棒部分はつまりアナログなポイントの連続体ですが、この棒の中から、バランスポイントを認識するという作業は、(デジタル的に)特定の部分を意識化するわけです

そしてたまこはそういう作業ができない子です
何か一つの部分、ポイントを特別と認識することが出来ない
かんなにシールで指摘されていても出来ない
うまく受け止められないって、つまりそういうことなんじゃないかという

で、思うに、たまこがそういう子になった理由がある
それがおそらく、母親の死だと思うんですね

その証左となるのが、上記した「主観の記憶」POV調のたまこ、もち蔵が共に持ってるひなこについての記憶です。ひなこの回想シーンはふたりともPOVがフィルム調で…つまりその時を特別なポイントとして記憶できてる。つまりひなこが死ぬまでは、たまこももち蔵と同じように、「特別」に愛着を持って記録できる人間だったのではないか?という…

ひなこが死んでから、たまこは価値観が変わってしまい、特別を意識せず、餅のように全てを包む、母親のような人間になろうとした。一方でもち蔵は、特別な時間を記録したい人間であり続けてきた。特別を選びたい人間で在り続けてきた。だから彼は映画にこだわっているんじゃないか、と思うわけです

飛び石での告白シーンで、たまこは大福餅に似ている石に執心してます。もち蔵はそんなたまこを咎められず、一度は告白を諦めます。彼はたまこがどうしてそこまで餅に執着するようになってしまったかを知っているわけですから(ある意味、張本人というw)
それでも、もち蔵がたまこに自分を特別な人間だと認識してもらうには、正面から告白するしかなかった。そしてあのシーン、たまこの手から大福餅のような石が落ちる。まさに絶好のタイミングだったわけですw

【たまこが"特別"への認識力を回復するまで】
告白されてからたまこに求められた変化は、今という連続体の中から、あるいは餅のような意識の自分の中から、自分の望む場所、ポイント、記憶、存在を特定化・特別化できるようになることなわけで、それは北白川家の「母親=餅のような人間」であろうとしてきたたまこにとっては、17歳相応の人間性の回復といえます

で、そのために劇中では上記したような、アナログとデジタルが混交する背景情報が彼女の周辺に増えてくる…という無意識下の演出がされているのではないか? というのが今の推測です
(つまりたまこが、アナログな事象の中から、重要な瞬間や情報をピンポイントで引き出すよう迫られている…というか)

たまこの変化に、特に重要な働きをしている人物がふたりいます
ひとりは史織。もうひとりはひなこ

史織がたまこにホームステイを告げ、自分の覚悟を語るシーン、史織の背景は木々と空だけです。それにショックを受け歩いて行くたまこの横顔の背景は飛行機音の響く暮れゆく空で、やはりデジタル的なものはありません
このふたつのシーンはそれまでの流れと比較して特異です。おそらくたまこはここで一度それまでの認識をリセットされています。史織の言葉が商店街の人たちに対する固定概念を改めるきっかけになり、父親の歌を何度も聞き返すきっかけになっています

それから福の入院、告白失敗を経て、家で偶然、ひなこの歌を聞きます
そこでたまこはひなこが自身の望みを持ったひとりの人間だったことを知り、変化する…という流れと解釈できます

京都駅を奔走するたまこは、構内の細分化されたプレートや階段の上を駆ける
それは彼女がフィルム=特別にこだわっていたもち蔵の認識に追いついた寓意だと思うんですが、どんなもんでしょう

【ふたりの間に起こっていたこと】
一方、たまこがみどりに相談していた頃、もち蔵は河原に降りて、空のもと叫びます
ここにもデジタル的な情報はない。アナログなひとりの人間としての彼の鬱屈、不安、もろもろの爆発です

その後、星とピエロでマスターに「後悔の苦さは何かをした証。ひとつひとつ味わいになる」とサジェストされたもち蔵は、夜の鴨川に佇み飛び石に渡る。告白の石よりふたつ右にいきます。2つ、彼の中のフィルムのコマを進めたということです。この時、彼は後悔を受け入れ、たまこのことを諦めようと決意したのでしょう。残念ながら、このときまでたまこは変わらなかった。だからこの後、病院で告白のことはもう忘れていいといった。あれは実質的に断念です

たまこが恋愛感情を自覚するのは福の入院の後、中庭でSN極の話になり、史織のサジェストを受けてからですから、病院の段階で、ふたりは表面以上に危機的な状況にあったわけで…かんなの話がたまこにしみたのは当然といえば当然というw

で、話しかける餅の正体がもち蔵とわかって、告白体当たり作戦になる
このとき、上記したようにたまこがいる場所はサイの目状のプレートで、もち蔵が歩く廊下にはライン。つまりそれまでと逆転してます。もち蔵はもうこの瞬間を特別視していない(フィルムにしない)わけです

だからその後のフェスティバルも、もち蔵は見に来ない。撮影は犬山と桃太郎がやってますが、もち蔵は家で留守番をしてます
一縷の望みがあったのは、もち蔵がまだファイルを棄てられなかった、ということなわけで、あれでファイルを棄てていたらこの物語って…(笑)

【ぎりぎり間に合ったふたり】
ラストシーンの立役者はみどりですが、もち蔵的には実際のところぎりぎりまで来ていたわけですから、あの嘘はまんざら嘘でもないというか、ナイスプレーだったというべきかとw

告白の直前の新幹線は、今という時間は、刹那の連続体がものすごいスピードで流れていることを象徴しているのでしょう。あのシーンは、流れていく時間の中で、その時、自分の本当に大切なものを認識することの価値を描いていると思います

ラストシーン、群衆の中でふたりだけが動いています。それは多分、ひなこが死ぬ以前にふたりが持っていた「その時を特別に感じる心」が蘇り、ふたりだけに共有された象徴だろうと思うわけです


というとこで。なんかうまくまとまったようなまとまらなかったような…
もう何回か見たら、洗練されてきそうな気はする…

■ 追記

訂正:桃色の部分は5/6に修正しました

テーマ : たまこラブストーリー
ジャンル : アニメ・コミック

No title

>保線後ティータイムさん
コメントありがとうございます。はい。10個キープしておいてって会話がありましたね!ありがとうございます
あとまだ壁に貼ってあった張り紙の数字とかあるんですが、今ちょっとチェックを保留していますw
今はとにかく、フィルムの扱いが気になってますね…

No title

こんばんは
お餅の数ですが、さしみの奥さんに豆大福10個を注文されたのが最初にあったと思います
既にお気づきでしたらすみません

No title

>ふぁにぃさん
こめんとありがとうございます

告白シーンの直前に、ひなこの回想が出てくる。最初のふたつのシーンはたまこの回想なんですが、最後の回想はもち蔵のPOVでもち蔵の記憶なんですよね。あのシーンはつながっているので、ふたりが共有してるひなこの記憶ということになる。それが告白の直前に来る、というのはやはり意味があると思うんですよ
もち蔵はひなこに憧れているたまこに対して、自分の告白が持つ意味を知ってたと思うんですね

それまでのたまこにとって「餅=ひなこ」であったなら、あそこでたまこが餅の石を手放して落とすっていうのは、たまこから母親の影響を消す、という寓意であって、もち蔵の告白はそういう意味だったと思うんですよ。実際、あの後、たまこの頭の中は「餅=もち蔵」になってしまっているわけで…

するとこの話は、告白されてから、たまこの中で母親やもち蔵、さらには家族や商店街の人々との関係性と、自分自身を再構築するまでの話だと思うんです

SN極については未だなんともはかりかねてます…どうしてもS極に繋がる情報が見つけられないので…
それはさておき、そろそろ、まだ手を付けてなかった「時間」というファクターで作品を見てみようと思ってます

No title

情報の海に飲み込まれそうですw

なるほど、確かにたまこはもち蔵と接している事が当たり前になっていて気づけていない子でしたね
それがひなこさんの死に起因しているとしたらデリケートなところ、表面に出てはいけない部分なのかも
たまこを掘り下げていく事で悲しい話になる事を監督は避けている様なので
こういう深いところに盛り込んでる事はあるかもしれませんね

ありふれた日常から特異点を抜き出す、と考えると正に山田イズムとも言うべきものを感じます
監督はどこまでもち蔵に託しているのか(敢えて投影とは言わないw)気になります

自分はSN極のシーンは一番違和感を受けました。妙にあそこだけ丁寧ではないというか
たまこの動作が大げさに感じました
みどりがショックを受けたのなら判り易いのですが(同じ極はくっつかない)
色々台無しになっちゃいますねw

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