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【感想】「響け!ユーフォニアム」 第五話感想

第六話放送を前にして第五話感想です。今回も酷評っぽいです。あしからずご了解のほど。以下へどうぞ



「なんです? これ」って俺がいいたいよ!
というくらいあっさりのサンフェス成功エピソードorz

っていうか…第四話もそうだったけど、なんで「結果に至る過程」の努力とか壁にぶつかる葛藤とか克己とか…ちゃんと掘り下げて描かないで、ダイジェストシーンと主人公モノローグですっ飛ばして、あとは結果だけ見せて終わらせちゃうの? それじゃカタルシス全く無いじゃん! 努力や挫折や苦悩や克己がきちんと描かれて、その果てに成長や成功や承認、賞賛がある。それがカタルシスになるんだと思います。昔のスポ根なんかはそうだった。90年代のスラムダンクなんかでもそういう話作りしてたはずです

でもこの作品、そういうとこ、きちんと掘り下げて尺取って描いてないですよね。海兵隊の合奏までの練習もそう。サンフェスの練習もそう。第一、大勢の部員がいて、個々人にいろいろな思惑があって、というなら、なおのことそのひとつひとつを丁寧にクローズアップしていけばいくらでも魅力的に描けただろうに
不満を溜め込んだ部員がダイジェストで頑張ったらサンフェスで成功しちゃったという描写の先例は、
仮に今後の大会でそういう部分の描写が来たとしても、その意味を軽くすると思います
なんでこの作品はこんなにもったいないんですかw
 
■ 吹奏楽部のこと
 
「人間は単純だ」って単純なのは頑張る部分を
そのモノローグで済ますこの作品の描写だよ!


全体としては上記の通り、結果に至る過程をきちんと掘り下げてくれなかったことが残念ってことが第一にあるんですが、どうも各部員の思惑がチラチラとそれぞれありそうに思わせぶりに描かれる割に、全体としては大きな事件も起こらず無難に進んでいくこの作品のカラーに、なんかもうあんまり真面目にいろいろ考えてみるものじゃなくて、ただのキャラ萌えものとして割り切るべきなのかもと思ってきました。もしそうなら、自分のあんまり好きじゃないジャンルですが…

■ 滝先生とあすか先輩

滝先生、サンフェスで遅刻とか…初めて部員を前にした時の吹奏楽に厳しそうなイメージが早くも崩壊していくこの流れは一体…

前からずーっといってるけど、あすか先輩って、絶対この人絶対腹に一物あると思うんだ。なのに全然それが…まだ出てこない!
あんた本当は言いたいこと、やりたいことがあるんじゃないん?それとも気のせいなんか?
 
どっちも期待がしぼんでいってます
 
■ ところで「本気」ってどうなった?
 
この作品って、自分の記憶が確かなら放送前、「本気で打ち込む」とか何とか言ってたと思うんですが…
本気っていうならまず本音を出してからが本番なんじゃないですか

5話まで俯瞰して、本気というわりにはほとんど誰も本音を明かして他人とぶつかりませんよね。ひとつの大きなフェスをクリアしたというのに。本当は不満のある部員たちもその本音をいわない。(主人公のモノローグで口頭説明されたところによると)不満をためこみ、その不満をバネに練習して成功したらしいんですが…え?物語的にここで成功しちゃっていいの?という
自分は本音と本音がぶつかり合って、傷つけあったり憎しみあったりするような今どき珍しくガチでシリアスな殺伐感、緊張感のあるドラマが描かれるんだと思い込んでました。「あいつがいると足手まとい」「お前ド下手だからもうやめちまえ」とか、話が進んでいくにつれて、そういう生々しい発言が飛び交うのかとばかり…
でもこれは、あおい先輩がいってたように、互いの本音がぶつからないように気をつけながらゆるふわに関係を進めていく話でしかないんですかね…久美子も麗奈に対しておっかなびっくりで、そんな感じですし…なんだかなあ…

それともまだ「本番」に至ってないだけ?
でももう6話になるんですけど。中盤なんですけど
大丈夫なんかこのシリーズ構成w

 
まあ、本音ということでは、今回は麗奈が秀一と久美子に絡んだシーンが一番重要だったのかも。一方的でも、麗奈の本音がぶつけられたわけですから。ふたりが本音をぶつけ合える関係になることが物語の中心に置かれて、そこから部がさらに変わっていくようになれば、ようやく物語として魅力的になるかも?
……っていうか、だとしても展開があまりにも遅い…
 
■ 髪かきあげに力込められてもなあ…
 
巷で絶賛されてた例の髪かきあげるシーンですが、自分に言わせれば、あの場面、アクションにあんなに尺割いた物語上の理由がまだ不明なので、手放しで賞賛できないわけです。まあ、ちょっと久美子と麗奈の距離が縮まりましたねでも、今のところそれ自体が現時点では「だからなに?」ってものでしかない。だからあの髪を書き上げた笑みも「なんか意味深だったな」くらいで…なんかなあ…

ていうか、麗奈は結局、滝が好きみたいじゃないっすか! 第一話での志の高さにミスリードされたけど、なんだよ本性は「吹奏楽部のレベル」<「好きな男」で進学先を選んだ恋愛脳だったんかい!っていう舞い下がるがっくり感w
恋愛といえば、なんか久美子と葉月が秀一を巡る三角関係になりそうな予感がして、少女漫画好きとしてはそういう方向に期待する方が楽しいかもという…もうだんだん、ただのよくある学園モノと認識してきてる自分w
  
■ 作品構造について
 
要するにこの作品って、主人公と麗奈の話がやりたいのか、部の話がやりたいのか不明瞭な上に、両者が有機的に結合してないこれは作劇構成としていかがなものかと…

上記した「本気」の鍵を握ってるのが、やはり久美子の麗奈の関係性なんじゃないんですかね。だって散々言いましたが、そもそもは麗奈ほど意識が高くなかった久美子のコンプレックスがすべての発端なわけですから、その解消→本気になり打ち込んでいく、というのがベタなドラマツルギーです。しかしそれをいつまで放置してるんだ?というもどかしさがある。ふたりはようやくちょっと距離を縮めただけじゃないですか。もう5話終わっちゃったんですよ? 残り7話で想定されたような「本気のぶつかり合い!」みたいな本題に入っていくとしても、エンジンかかるの遅すぎでしょうよw もし、山田さんが関わってないなら自分は5話以前に切ってるし、引っ張っても今回で話にひとつ区切りがついたと見てここで切ります…辛いw
 
 
 
というわけで……全体的に、どうも構成がものすごく間延びしている、内容が希釈されている気がします

散漫で、作品の重心はこれですというものが明確に描き出されてないと思います。今回、部員が不満を抱えたまま部としてサンフェスで結果を出しちゃったので、「じゃあこの部にはどこに問題があるの?」「久美子と麗奈の関係性って部活動に対して(またその逆も)殆どなにも意味持ってない、彼女らのプライベート話でしかないじゃね?」…ということになってしまうわけで…一体なにがやりたいのw やっぱただのキャラ萌えアニメなん?

あるいは、終わった後から全話通して見返してみれば物語として一応まとまってる作品になっているのかもしれませんが、こうしてリアルタイムで1話1話を追っかけて行く限りでは、なんというか…毎回の演出はところどころ無駄に濃いのに、ドラマの中身は薄く流されているようで、ガツンと響いてこないストレスが大きい作品です
 
 
 
前回の記事でも、っていうか第一話放送後の記事でも触れてますが、これはやっぱり、京アニ版のアイドルアニメ、あるいはポスト・アイドルアニメをやりたいんじゃないの?と思えてならない。企画段階で、この作品は絶対にアイドルアニメブームを意識していたと推察します。5話までで描かれた、吹奏楽部に顧問がやってきて部が変わって成功する、という構造は、アイドルアニメのひな形です。だからこの原作をアニメ化しようとなったのでは

……となれば、今回のサンフェスまでは単なる「前振り」で、「全体の状況描写と初の成功体験」をやっただけです。「デレマス」で例えるなら、3話までの内容ですね。するとこの後は、全体状況が安定したところで、単発的に各キャラの魅力に迫るキャラ紹介傾向なショートエピソードを数話入れて、最後の3話くらいで次の大会でみんな精一杯輝く、輝くスーパースターにー♪っていうアイドル物にありがちなシリーズ構成になるように思いますが…本当にそうなるんじゃないだろうな、おいw
 
 
そんなところで今夜の第六話へ
ごめんこれでもすげーソフトに書いた!w

No title

コメントありがとうございます

>emanonさん
そうなんですよね。あまり掘り下げずにすいすいと時間と状況が先に進んでいくので、そういうところが自分に合わないようです…

>名無し++さん
親切なコメントをありがとうございます
はい。3,4話あたりは自分の希望する方向性とズレたということへの不満やがっかり感も強くありました。肩透かしをされた感じでしたので…
群像劇をやりたいなら、太いテーマの上で、ひとつひとつの関係性をもっと掘り下げて描いていく、オーソドックスな作りで良かったんじゃないかと思います。今のところそれが成功している感じはしませんね

6話はそういう意味ではちょっと良く出来ていたかもですが、流れからはむしろ浮いてしまって、確かに「仕込み」の方を追いかけていると足止めを食らった感じがするでしょうね…。自分はその「仕込み」をさらにテンポよく数話づつでサクサク処理していってほしいと思っていたので、ここまでは「あれ?終わらないうちに次の「仕込み」にいっちゃったよ」という印象を持ってるわけです…要するにw それらの「仕込み」を同時並行で12話かけて処理していく話、とするなら、短気な自分にはちょっと性に合ってないかもしれませんw


※なお、コメント一件をいたずらと判断して削除しました

No title

追記

直前の投稿コメントに関しまして、改行が大幅に狂ってしまいました。
見苦しくて申し訳ありません。お詫び申し上げます。

No title

私は、仰るように構成に難をやや感じつつも、概ね楽しんでいます
(アニメで他に観るべきものが同時期に殆どないということもありますが)。

このアニメを少し擁護するとすれば、多数いる登場人物の関係性(久美子と麗奈はほんの1部)を
描いていきたいがゆえに、導入にかなりもたついており、物語の進行やテンポが遅くなっている。

温和だが頼りない部長と、有能だが実は日和見がちで隠れた冷徹さを持つ副部長の関係
辞めていった人々と残された指導的な部員たちの関係
やる気を失っていた夏紀と他の低音パート奏者(そしておそらくはパートリーダーの副部長)の関係
辞めていくだろう葵と久美子たちの関係
麗奈と対立するだろう優子(デカリボン)との関係
葉月と秀一と久美子の関係
麗奈と久美子の関係

様々な「仕込み」がなされているのに、テンポ良く掘り下げがなされているとはいえなから、
特に6話のような挿入話が入ると、私のようにしびれを切らしてしまう人もいるのではないかと思います。
加えて、6話はどうも副部長のある種の人間性の暗部を少しずつ描いてきたのが、あれでは脱線になるのではないかと感じました。

ただし、管理人さんの3-4話辺りの感想を読ませていただきますと、どうも物語の展開が管理人さん個人の
予想や期待に沿わなかったのでこのアニメが好きでは無くなったのかなと思うフシはあります。失礼ながら、
例えば顧問と副部長の関係についての管理人さんの予想や期待は、私には突拍子がない(物語の展開や現実の社会関係からも考えにくい)ように個人的には感じました。
これまで管理人さんの批評には多くの部分で同意することが多かったので、意外でした(それが良くないという訳ではありません、あしからず)。

いずれにせよ、このアニメがこれまでのところ、どうも構成で成功しているとは言いがたいというのは、多くの人が感じていることではないかと思います。この不満が後ほど解消されていくことを私は望んで観ていますが、
管理人さんのように視聴を止めるかと判断される人がいても仕方がないでしょう。無理をして嫌な思いをしてでも観るべきものではないでしょうから。ただし、管理人さんが重視していないように思える何らかの意図が場面々々の演出で私は感じられるように思いますので、まだ少し辛抱してご覧になってはいかがと思います。その結果貴重な時間や機会を失われたと気分を害されても、私はなんの補償もできかねませんが・・・。

批判点含めて毎回楽しんで読ませてもらっています。











No title

挫折や葛藤や対立の部分が、
「去年、やる気のある子たちが腹立てて辞めてった」
で終わってしまっているのが象徴的なのかもしれません。

尺の問題でそういう部分をすっ飛ばして ”成功物語” に
するというのはパっと見、わかりやすいんですが・・・。
確かにドラマの重みが残念なことになりますね。

これで府大会を勝ち抜いて全国切符取っちゃうと
話が軽くなってしまう。

カワイイ女の子たちがキラキラしながら
「吹奏楽って楽しいね」 で終わってしまうと
単なる楽器メーカーと吹奏楽連盟のアピール動画に・・・。

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こういう管理人w

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